CONCEPT
環境破壊や温暖化、紛争や自然災害に事故。
いつ失われるかわからない未来に残したい建造物や風景。
日本の職人により、背景や見えない部分にまでこだわった景色、
時代考証して再現した文化財、
見える部分のクォリティだけでなく、
細部や見えない所にまでこだわった職人の技により
現す風景を「感じる」ことが出来るジオラマを制作いたします。
SPECIFICATION DECISION

用途に合わせて「コスト(予算)」「ディテール(細かさ)」「スケール(縮尺)」を中心に、制作するジオラマについて協議していきます。

コスト (予算)

コスト(予算)

ディテール (細かさ)

ディテール(細かさ)

スケール (縮尺)

スケール(縮尺)

コスト(予算)

コストはディテールの詳細さや、既存製品を活用できるスケールなどで大きく変わりますが、決まった予算から注力する部分を配分していく形で進めていくことも可能です。

ディテール(詳細さ)

ディテールは建物の内部が重要な場合や、時代考証が必要な歴史的建造物などで特に重要な要素となります。既存品に手を加えることもできますが、重要な部分はワンオフの制作が多くなるためコストは割高になります。

スケール(縮尺)

スケールは制作したい範囲と制作品のサイズで大枠は決まりますが、コストを重視する場合などに既製品を利用することが出来るスケールをおすすめしています。
1/150のNゲージ、1/80(1/87)のHOゲージなどの鉄道模型に使用されているスケールは鉄道はもちろん活用できる既製品の種類が豊富にあり、他にも自動車、飛行機、船、戦車などの模型に選ばれるスケールに活用できる既製品があるためにコストダウンを図ることができます。
建築模型の白模型などでは人:1/48、1/50、1/100、1/500、車:1/100、1/125、1/200、1/500など、地形を知らしめる等高模型などは1/10000~1/15000、町全体などは1/800~1/1000などが一般的なスケールとなっております。
→ 主なスケールリスト(PDFファイル)

PRODUCTION FLOW

1.地図選定・図面作成

制作したい地域の等高図、航空写真や過去の再現建造物などでは写真や資料を元に制作範囲、制作スケール(1/50 1/80 1/150など)を打ち合わせします。
制作範囲が決定したら、概算でのお見積りをご提出させて頂きます。
御見積ご確認後に制作図面を作成。
ケース・展示台座などが必要な場合は同様に図面製作致します。
(平面、側面、立面の3面図、3Dパース図など)

2.細部までのディテール確認

実際の写真や参考資料を基に、メインで制作する箇所のクオリティ内容の打ち合わせを実施します。
製作クオリティによって費用・日数が変動する可能性がございますので、再度お見積りをご提出致します。

3.土台製作

図面の寸法に合わせたジオラマベース台座を製作します。(素材は合板、MDFなど)

4.ベース地形制作

ジオラマベース台座に制作図面のレイアウトをトレースします。
ベース台座天板より地形を掘り下げる場合(海、川、池、田など)、天板の切り抜き、底面、立ち上がり側面の加工をします。ベース台座天板より地形を立ち上げる場合(山、丘、高台など)、立ち上げ部分のカットした部材(スチロール、ウレタン、合板など)をベース天板部に接着、立ち上げ部分を造作します。(切削、研磨など)
ベース台座側面の処理(パテ、下地塗料など)した後、塗装、カッティングシート貼りなどの側面仕上げを施します。

5.水面、植栽、敷地、道路などの制作

道路・建物敷地などの塗装、畑・建物施設ベースの接着をします。
山部・丘部・川側面などのスチロール部の造作を、コテ・ヒートガンなどで硬化加工、石垣などを接着して行います。
山部、丘部、川側面、畑、土道など土設定の部分に色付けした石膏を塗布、川・海などに波表現を施し、道路白線などの表現、立木、電柱などの立ち物を固定します。
山肌、土道、海、川、池などの色付け塗装を行います。土部に設定した部分に土色や草色の複数のパウダー、粉砕ウレタンを接着。川岸、海辺などを小石、砂などで表現。山部、荒地、庭などにフォーリッジで植栽の表現を行います。
建物を配置してからのほうが都合がよい場合、建物の製作設置を先に行う場合もあります。

6.建物制作

ジオラマ上の建物施設が必要な場合、
  • 【1】建物施設のパーツデータ(カットデータ)を制作し、データを元に部材のパーツを切り出します。(部材素材は展示内容、予算により選択します。アクリル、ペーパー、MDF、合板など)
  • 【2】切り出したパーツを組み立てます。
  • 【3】組み立てた建物を塗装します(下地塗装→基本塗装→塗り分け塗装。必要に応じてエイジング塗装)。組立後の塗装が困難な場合、パーツの時点で塗装します。
  • 【4】市販の製品を使う場合、必要に応じて改造加工を施します。
  • 【5】建物に照明を入れ込む場合、光漏れ防止に建物内側に銀塗装、アルミテープ貼りなどの加工を施します。

7.配置調整・仕上げ

全体のバランスをみて色調整をします。海、川、池などの水面に透明クリアーを塗布。車、人形などのアクセサリーの配置、接着をします。

8.ご確認・最終調整

現場や画像で仕上がりをご確認いただき、必要に応じて最終調整を施して完成となります。
CONTACT
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